御嶽神社

日本屈指の霊山、御嶽山にある神社

御嶽神社は、岐阜県や長野県にまたがる御嶽山に位置する神社です。
御嶽山は古くから富士山と並ぶ有名な山で、霊山として崇められてきました。
その歴史は大変古く、文武天皇の時代、西暦702年に創建されたとされています。
その後も、時代を通じて人々の信仰の対象となってきました。

御嶽神社に奉られている神は、国常立尊と大己貴命、少彦名命となっていて、天地を創りし神や子宝の神、智恵を授ける神となっています。

御嶽への信仰は厚く、ここを中心とする教団はいくつもあります。
たとえば、御嶽教や木曽御嶽教、神理教などがあって、いかにこの山が人々に敬われているかを教えるものです。

龍の伝説が残る霊山

御嶽山にはいくつもの伝説があります。
その代表的なものが龍伝説です。御嶽山頂には5つの池があり、どれも美しい景色を見せてくれます。

しかし、伝説では最初は池は1つだけでした。
そしてその池に、5つの龍がともに住んでいたのです。
しかし、度々下界の人がこの池にまできて、石を投げ入れるなどのいたずらをするようになりました。

こうした行為に怒った龍が、その池を飛び出し、二の池から五の池まで造り、それぞれの池に一匹の龍が生息するようになったのです。
神々しい雰囲気を見せるこれらの池は、確かに龍がいそうな独特の景色を持っています。

また、御嶽山には十二権現の伝説も存在しています。
その昔、妻を亡くして一人で12人もの子どもを育てている男がいました。
しかし、赤子を育てるための乳がなく、困り果てて御嶽山に登り祈願を捧げます。

すると、その男から乳が出るようになり、しっかりと子どもたちを育てることができるようなったというものです。
こうした伝説から、子宝や家内安全の祈願を聞き届けてくれる場所として、多くの人が参拝に訪れるようになりました。

病気の治療などを成就してくれる御嶽信仰がある

日本を代表する霊山、また神社として御嶽山と御嶽神社には、たくさんの人が参拝に訪れます。
というのも、ここには昔から神がかりによる病気治療の信仰が伝わっているからです。
御嶽山にはいくつもの神社や聖所がありますが、それぞれ神がかりをなす神職がいて、人々が苦しむ難病を癒やしてくれたという伝説がたくさんあります。

また、卜占信仰も篤いところで、商売に関する指南を求めてここを訪れ占ってもらったところ、ずばりその占いが当たり、大繁盛を見たという話も残されており、様々な分野でのご利益がある神社であると言えるでしょう。
御嶽山は噴火の影響などもあり、登山するのが難しい状況ですが、古来日本人の信仰を集めていたところですし、多くの教団がこの霊山を中心に生まれてきました。