靖国神社

日本の軍人を奉る神社

靖国神社は、千代田区九段北に鎮座する神社です。
こちらでは、日本軍の軍人や軍属の霊を祀っていて、幕末以来の戦死した英霊が対象となっています。
奉られている英霊の数は250万に近く、日本中の戦死者が合祀されているのが特徴です。

約国神社の歴史は、戊辰戦争に始まります。この戦争後に、戦争によって亡くなった官軍の兵士たちの霊を慰めるために祭祀が行われました。
こうした戦死者に対する祭祀の習慣ができ、明治天皇の時代に神社を創建することが決められました。

当初は、東京招魂社という名前で、軍が神社を管轄していました。
しかし、その後通常の神社のように運営しようという動きが起き、靖國神社という正式名称に改められ、正規の神社と見なされるようになりました。
もっとも、単立の神社として運営されているため、神社本庁の管轄を受けずに、独立しています。

春季、秋季の例大祭がメインの祭事

靖國神社は英霊を祀るという目的を持つため、他の神社とは少し異なる祭事を執り行っています。
靖国神社におけるメインの祭事とも言えるのは、春季例大祭と秋季例大祭の2つです。

また、7月13日から16日までの盆の時期には、みたままつりが開催され、境内にたくさんの提灯や雪洞が置かれて、英霊を慰霊する祭事が執り行われます。

そして、太平洋戦争の終戦日である8月15日には、多くの関係者がこの神社に参拝をして、英霊への参拝を行います。
本来、この日は神社にとって特別な儀式を行う定められた日ではないため、特別な飾りや儀式をすることはありませんが、終戦日ということで多くの参拝者が訪れるのです。

いわゆる戦犯者と言われる人たちがこの神社に祀られているため、首相や重職にある人がこの日に参拝を行うと、諸外国から批判を浴びることもあり、大変注目されています。

桜の名所としても有名できれいな景色が見られる神社でもある

終戦記念日の参拝が注目されることが多い靖国神社ですが、その境内にはたくさんの見所ある場所があります。
本殿は明治5年に作られ、美しい銅板の屋根や美しい木々を用いた社屋など、見応えのある建造物となっています。

また、境内には太平洋戦争の戦地となった南方の島々の石が設置されているなど、興味深い造りとなっています。
また、日本一の大きさを誇る大灯籠には、日清戦争から満州事変に至るまでの戦闘シーンが彫られているなど、資料的にも価値のある場所です。

また、参道に沿って植えられている桜は、春にとても美しい景色を見せてくれ、多くの花見客で賑わいます。
この桜が東京都における開花の標準木となっていて、ここの桜が満開になったときに、満開宣言が発表されます。
このように、靖国神社は市民の憩いの場ともなっているのですs。