戸隠神社

天の岩戸を開いた神事、その際の神々をお祀りする戸隠神社

天岩戸が飛来し、現在のような姿になったというお話が残っている戸隠山、そこを中心に発展した戸隠神社の御祭神は、天岩戸開きの神事を行った際、功績の高かった神々をお祀りしているといわれます。
修剣道の道場としても有名でその名は都にまで届いていたといわれます。
神仏混淆(異種なものが入り混じること)の頃には戸隠山顕光寺、戸隠十三三千坊と呼ばれ、比叡山や高野山と共に非常に栄え繁栄しました。

江戸時代になると徳川家康公の手厚い保護を受け、一千石もの朱印状を賜り、また東叡山寛永寺の松寺となったことで、農業の神、水の神とあがめられる事が多くなります。
山の中の道は門前町としてきれいに整備され、奥社参道には現在でも当時の威厳を知る事の出来る杉の大木が見られます。
明治時代、神仏分離対象となった戸隠は寺が切り離され、僧侶は還俗し神官へ、さらに名を戸隠神社と変えたのです。

天岩戸と深い関係にある戸隠神社

天岩戸のお話、日本神話で語られるこのお話は知っている方も多いでしょう。
岩戸に天照大神が隠れてしまい世界は真っ暗になってしまった、なんとしても天照大神に岩戸をあけて出てきてほしい、何をいっても岩戸を開けないため、天照大神が出てきてくれるように、天鈿女命が舞い踊りにぎわっている状態にしてみた、すると「何事か?」と岩戸を開けて天照大神が出てきてくれたというお話です。

この時、天鈿女命が舞い踊ったというのが神楽の始まりといわれ、戸隠神社は天岩戸のお話と、神楽にとても深い神社なのです。
戸隠神社に伝承する神楽は災いや諸悪を打ち払うという舞、また水をつかさどる神に扮し五穀豊穣を祈る舞、巫女の舞、天岩戸開きにちなんだ舞など10種類もの舞があるのです。

神楽というのは神社祭礼の際、神様にささげるための歌、舞などを総称したものです。
様々な系統があり、高千穂の神楽や出雲神楽などが有名です。
神話を元にした神楽、また五穀豊穣や厄除け、幸運招福などを願い行うもので、舞は神様をお慰めするものであり、神がかり的な儀式ともいわれます。

九頭龍社にお参りも忘れずに

境内にある九頭龍社、ここには九頭龍大神が祀られています。
鎮座は不明なのですが、天手力雄命が奉斎される以前、地主神としてこの地域で心願成就の御神徳を得られるとして深く信仰されていたものです。

九頭龍大神は古くから水をつかさどる神として知られ、雨が少ない年代では雨乞いなどを祈願してきました。
また雨乞いの神のほかにも、良縁を結ぶ神としても知られ、縁結びの場所としてひそかなブームになっているほか、あまり聞いたことのない「虫歯の神」でもあるのです。
虫歯に悩む方、なりやすい方はこの箱根神社の九頭龍社にお参りするといいかもしれません。