日光東照宮

徳川家康を祀る日光東照宮

日光東照宮は、栃木県那須市にある神社で、日本全国にある東照宮の総本社に近い存在です。
この日光東照宮は、東照大権現という徳川家康の神格化した神を祀っています。

(参考記事)
日光東照宮ホームページ

徳川家康が亡くなった後、駿府にある久能山に埋葬されました。
徳川家康の遺体はそのまま久能山に置いておき、文例という形で日光に廟を建造し、その霊を祀りました。こうして日光東照宮が創設されたのです。

こうした流れは徳川家康の遺言に基づくものでした。
遺体を駿府に残したまま、霊を日光東照宮に祀ることで、日本の土地を家康の霊によって守るという考えがあったのです。

美しい工芸品が多い日光東照宮

日光東照宮は、徳川家康の霊を祀る神社として歴史的に興味深いところですが、同時にたくさんの工芸品が多いことでも有名です。

たとえば、木彫りの品は社殿の中に多く見られます。
「見ざる、聞かざる、言わざる」で有名な猿の木彫りがあるのを筆頭に、左甚五郎による眠り猫など多数の動物の木彫り細工があります。
こうした動物を飾ることで、平安を祈願し、日本の地と徳川幕府の安泰を願ったと考えられています。

とりわけ、陽明門は全体に美しい彩色が施された彫り物があり、ずっとその前に立って眺めていても飽きないほどです。
その内容は、昇り龍を始めとする伝説上の生き物が多く、芸術的な価値が非常に高いものです。
こうした彫り物は、単なる飾りとして付けられるのではなく、死して神となった徳川家康を称えるためのものであると考えられています。

こうした芸術的な価値の高さから、日光東照宮の建造物はいくつもの国宝指定を受けています。
この陽明門を始め、本殿や東西回廊なども指定されていて、まさに国宝が集まっている神社と言えます。

また、この神社に納められている宝物類も大変価値が高いものもが多く、とりわけ刀類は国宝指定されているものが多く存在しています。
すべてが展示されているわけではありませんが、一部は一般の人も見ることができますので、その美しさに触れることができます。

毎月定期的に行われる行事に参加してみる

日光東照宮では、毎月なんらかの行事や祭礼を開催しています。
とりわけ大きな盛り上がりを見せるのは、5月17日と18日に行われる例大祭です。
徳川の宗家が集まり、徳川家康の霊を偲びます。
初日には流鏑馬が見所となっていて、儀式に則った形で弓が引かれます。

そして、2日目には例大祭のハイライトとも言える、武者に伴われた神輿行列が行われます。
たくさんの種類の鎧兜を着た武者たちが1,200人を超える行列を組んで、神輿を守り進んで行く様は見事で、徳川時代の繁栄を思い起こさせるものとなります。